この記事は「離婚準備シリーズ」の第4回です。
離婚に向けて協議を進めていましたが、現実はそう簡単ではありませんでした。
今回は、私が実際に体験した「協議から調停までの流れ」についてまとめました。
今、離婚協議が難航している方や、調停を検討している方の参考になればうれしいです。
離婚協議がうまく進まない中で起きたこと
弁護士を通して相手に通知文を送り、協議を開始しましたが…
やはり、弁護士を挟んでも話は平行線のまま。
それどころか、弁護士が「話が通じない」と感じるほどで、やり取りを進める中で、腹立たしさや呆れを隠しきれない様子でした。
アパートの荷物撤去と生活基盤の整理
相手に荷物の撤去をお願いしても一向に動いてもらえず、仕事が休みで子どもを保育園に預けることができる土曜日を使い
- 相手の荷物の梱包作業
- アパートの清掃
を、何週も繰り返して行いました。
梱包が完了したタイミングで再度通知文を発出。
相手の運転免許更新のお知らせも届いていたため、
- 荷物の運び出し期限
- 期限までに荷物の運び出しが行われない場合、宅配便等で送付する可能性
についても明記してもらいました。
📅 令和5年2月の最初の通知から約9ヶ月後、ようやく荷物を運び出してもらえました。
アパート解約と関連手続き
- アパートの解約(10月末)
- 私と子どもの住所変更
- 児童手当の振込先変更(※相手が無職だったため、6月基準日から私名義に変更可能でした)
- 保育園関係の変更(住所・同居者)
- 勤務先への届け出(住所変更・扶養者変更など)
ひと通りの生活再編が終わり、気持ち的にも少しスッキリしました。
離婚届の送付と調停申立て準備
相手の荷物撤去を確認後、調停を希望する旨を弁護士に伝えました。
すると、こんな返信が。
- 「離婚と親権だけなら、離婚届を送り署名を求めてみては?」
- 「養育費など取り決めたいなら、調停が必要です」
また、調停には以下が必要とのこと。
- 戸籍謄本(新たに取得)
- 委任状(※メールに添付すると言われたのに、添付されておらず…)
📩 少しでも早く離婚を進めたかった私にとって、この対応には戸惑いましたが、
一旦、提案通りに離婚届を記入・送付。並行して調停申立ての準備を進めました。
弁護士との温度差、乗り越えたきっかけ
調停申立てには、弁護士がやや消極的な印象もあり、やりとりのたびに「本当にこの先生で大丈夫?」と不安がよぎりました。
メール対応はスムーズな反面、こちらとの温度差を感じることも多く、「別の弁護士に変更すべきか」と悩んだこともあります。
それでも、やれることをやらなければ現状は変わらないと思い直し、
「今できる範囲で、今の弁護士に依頼しよう」と気持ちを切り替えました。
必要となった追加の通知文
アパートの解約・住所変更後に必要となった手続きとして…
- 保険証の返却(※私が相手を扶養していたため)
- 保育園の現況届に添付する医師の診断書の取得
これらを理由に、再度弁護士に通知文の作成を依頼しました。
正直なところ、弁護士はこの件にもあまり乗り気でなく、1ヶ月近くメールでのやりとりを経て、私が記入した離婚届を送付するタイミングでようやく依頼文を同封してもらえることに。
🗓 このやり取りは令和5年12月のことでした。
相手からの反応
12月中旬、相手から保険証が返送されてきました。そこには手紙が添えられており…
- 「離婚したくないため、サインできない」
- 「子どもに会いたい」
という文言がありました。
📦 12月24日には、クリスマスプレゼントや診断書と一緒に手紙が届き、
📩 1月下旬にも同様の手紙が再び送られてきました。
その都度、弁護士に報告していましたが、弁護士から調停の話は一向に出ず。
しびれを切らし、こちらから明確にこう伝えました。
「協議離婚は無理ですので、調停手続きをお願いします。
前回のメールに委任状が添付されていなかったので、改めて送ってほしいです。」
すると、ようやく委任状が届きました。
ついに調停申立てへ
令和5年2月中旬、委任状に押印・戸籍謄本とともに弁護士へ提出。
弁護士から確認の連絡が入り、次のように伝えました。
- 求める内容は離婚と親権
- 養育費は相手が無職のため省略
- 子どもとの面会については事前に決めておきたいと希望したが、「相手が面会を希望したらでいい」と却下
このときのやり取りは、正直、無責任だと感じる場面もありました。
📅 こうして、令和5年2月下旬、ようやく離婚調停の申立てが完了しました。
まとめ|次回予告
ここまで読んでくださってありがとうございます。
離婚に向けた協議や調停の準備は、思っていた以上に時間と労力を要しました。
けれど、1つずつ進めることで、確実に前へと進んでいけます。
同じように悩まれている方に、少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。
▶次回は「離婚調停申立て後の流れと進展」について書いていきます。
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